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玉昌寺 様

山形県中山町

8寸角(約24cm)の芯去り材柱をはじめとするすべての部材に「ひば材」の芯去り材を使用しています。国内ではどこを探しても求められず、飛行機でカナダのバンクーバーまで調達に行きました。

玉昌寺本堂
玉昌寺本堂
玉昌寺本堂
(平成26年6月 竣工)

工事概要

形状:入母屋大唐破風造り
軒先:化粧タルキ仕上げ
木材:ひば材、欅材、栗材、杉材
屋根:強化ハゼ銅板一文字葺き(特許商品)
建坪:60坪
工期:平成25年4月~平成26年6月(1年3ヶ月)

1.ご依頼

既存本堂
築200年以上の建物は老朽化が進んでおり、話し合いの結果、本堂を建て直すことになりました。およそ50年前、改修工事をさせていただいた弊社へ、ありがたいことに設計・施工のご依頼をしてくださいました。

2.安全祈願祭

安全祈願
建設委員の方々がご臨席の中、ご住職様による安全祈願祭が執り行われました。

3.解体

解体
旧本堂を解体していきます。茅葺き屋根だった事もあり、頭が重く、地震が来ると危険な状況でした。
解体
解体工事が終わり、更地になった状態です。

4.木材調達

木材調達
太いヒバの芯去り材の柱は国内では求めることができず、最終的にカナダから購入することになりました。
バンクーバー近郊にある、カナダ最大手の製材会社の貯木場です。整然と並ぶ直径2mほどの樹齢800年~1000年の米ヒバ丸太群を選定し、本堂の柱材を取ることになりました。

5.製材

熟練の技師が超大型の製材機を操り、巨大な丸太を次々と製材していきます。比べ物にならないほどのスケールの大きさです。
巨大な丸太を回したり角度を調整しながら瞬時にいい面を探して製材していく作業は、まさにプロの技と感動しました。
製材された最上級ランクの柱材を真剣な眼差しで検査確認しています。

6.乾燥

日本に持ち帰ったヒバ材を、弊社の乾燥用倉庫にて約一年間、自然乾燥にかけます。

7.地盤改良

地盤改良
旧本堂解体後に境内を再度地盤調査した結果、軟弱地盤であることが判明し、地盤改良工事を施すことになりました。

8.基礎工事

基礎工事
丈夫な基礎にするため、太い鉄筋をダブル配筋にして組みます。
基礎工事
92本の柱状改良工事を施した上に、丈夫な基礎を作っていきます。

9.材料検査

材料検査
乾燥したヒバ材の柱を、どこに使うか、どの面を出すか棟梁と慎重に打ち合わせをしていきます。
材料検査
ほとんど無節で四方正の最上級ヒバ材です。芯去り材にして使用するということで、入念な検討を行います。

10.木材加工

加工
内陣のケヤキ丸柱の加工状況です。
大間のケヤキ虹梁(こうりょう)の仮組み状況。
本堂の装飾部分である、蛙股(かえるまた)の加工状況。
同じく木鼻(きばな)の加工状況。

11.建て方

柱、梁等の建設状況。
屋根隅木部分の造作状況。
内陣上部の斗組の取り付け状況。
本堂内部の造作状況。

12.上棟式

住職様により上棟式を執り行ないました。
本堂の前にて、役員の方々と記念撮影風景です。

13.銅板工事

建方
屋根には、「強化ハゼ銅板一文字」(弊社特許製品)を施工しました。
建方
入母屋(いりもや)の箕甲(みのこ)施工風景です。箕甲は、一枚一枚型を取って葺いていきます。優雅な曲線が出る様、職人の腕の見せ所です。

14.仕上げ

仕上げ
大間の折り上げ格縁天井の仕上げです。天井板は無垢の秋田杉板を使用おりなんとも良い香りが漂います。
仕上げ
大間の折り上げ格縁天井を下から見上げたところです。照明も天井埋め込み式ですっきりしています。

15.完成

完成
正面
左ななめ前方
右ななめ前方
向拝部
正面唐戸
正面方向からの内部全景
脇間方向からの内部全景
大間の折上げ格天井
完成
内陣上部の総ケヤキの組み物
完成
弊社で製作した総ケヤキの須弥壇
完成
ご住職、役員の皆さんと新本堂の前で記念撮影
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