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2月19日(木) 

工事前の本堂全景
 現在工事をさせていただいている宮城県村田町にある妙頓寺様の施工前の写真です。立派なお御堂ですが、肝心の屋根が少し薄い感じがし、屋根の稜線(りょうせん)も直線的です。ですので、今回は箕甲(みのこ)と向拝(こうはい)のそりの曲線をきれいに出そうということになり、入母屋と向拝を下地木部から造り直すことになりました。さらには屋根の重厚感を出すために屋根下地厚くする工事を施します。もちろん、屋根材は強化ハゼ銅板一文字で葺きます!そして、向拝柱も新しいケヤキの柱に交換いたします。

2月18日(水) 

向拝柱を交換しているところです。
 工事をさせていただいている宮城県村田町にある妙頓寺様の今日の工事状況です。今回は、本堂の屋根の形状を変えて屋根全体の厚みを増し重厚感のある屋根に作り変える内容になっています。そして屋根材はもちろん弊社オリジナル特許商品の「強化ハゼ銅板一文字葺き」を使用します!同時に、痛んでいた向拝柱2本も交換。新しく太いケヤキの柱に入れ替える工事を合わせて行います。今から完成が楽しみです。

2月17日(火) 

向拝改修工事が終了した喜清院様の御本堂全景
 社長は、今日一日、岩手県を回らせていただきました。最初に、改修工事が終了した岩手県遠野市の喜清院様の工事お引き渡しに寄らせていただきました。痛んでいた向拝が無事修復され、大きな地震が来ても大丈夫な様に内部の桔木(はねぎ)の補強も施されました。これで一安心です。お引き渡しの後、御住職様にお茶をいただきながら遠野のお話をお聞きしました。お昼はせっかく遠野まで来たので、市内の食肉センターという所で遠野名物のジンギスカン定食をスタッフと一緒にいただきました。お肉が柔らかくて、臭みもなくとってもおいしかったです!そのあと、以前お世話になったお寺様にご挨拶回りをさせていただき帰路につきました。

2月16日(月) 

ケヤキの虹梁(こうりょう)加工風景
 2月も半ばを過ぎ、余寒厳しいなかにも少しずつ春の兆しを感じるようになってきました。
会社の工場では、3月から本堂の建て方が始まる岩手県一関市にある玉川寺様の木材加工が急ピッチで進んでいます。この写真は大間の上に納まる大きなケヤキの虹梁(こうりょう)を宮大工が手カンナで加工しているところです。宮大工は丸みや曲線を出すため、いろんな形状の手カンナやノミを用いて仕上げていきます。これは、「まゆ」という曲線の形状を掘り出しているところです。見ていると本当に楽しくて見飽きないです。

2月13日(金) 

完成状況
 上山市にある五巴(ごともえ)神社の完成した入母屋部分です。今回は箕甲(みのこ)という丸みを帯びたかぶり部分の下地が腐れていて新たに造り直し、軒先の葺地(ふきじ)を厚くして3段葺きに造りかえて重厚感が出るようにしました。