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2月26日(木) 

入母屋に使う破風板加工風景。
 これは、宮城県村田町の妙頓寺様に使用する破風板(はふいた)を弊社の工場で加工しているところです。
長さが19尺、厚みが2寸5分、継ぎ目無しの杉板無節一枚物です。ご覧のように破風板(はふいた)は弓なりに反っているので幅広の板から取らなければなりません。これは2尺5寸幅の長さ20尺の板から取りましたがこれだけの長物で無節材を4枚揃えるのはなかなか大変です。

2月25日(水) 

専念寺様本堂全景
 秋田市にある専念寺様の本堂全景です。いよいよ2月23日から工事に入らせていただきました。まず基礎の耐震補強工事から入らせていただき、そのあと本堂内部の改修工事、屋根の改修工事と順次進んでいく予定です。

2月24日(火) 

ケヤキの丸柱加工風景
 「2月は逃げる」と言いますが、気が付けばあと5日を残すのみとなりました。まさに2月はあっという間ですね。
会社の工場でも、3月から本堂の建て方が始まる岩手県一関市の玉川寺様の役物(やくもの)の加工が進んでいます。この写真はケヤキの丸柱を宮大工が手カンナで加工しているところです。最初は四角い柱から始まり→次に八角形→さらに十六角形→最後に三十二角形へと削っていきます。そして仕上げはカンナの刃が丸い特殊な手カンナで行います。写真をよく見ると柱にうすく墨(すみ)を打った線が見えます。これは32角に分割したときの線です。こうして真円(しんえん)に近くなるまで宮大工が手塩にかけて一本一本仕上げていきます。

2月23日(月) 

工事安全のお勤め風景
 先週の土曜日、秋田市にある専念寺様で本堂改修工事の「工事安全のお勤め」が執り行われました。御住職の読経が厳かに響く中、工事の安全と立派に完成する事を真剣にご祈念させていただきました。専念寺様は市内中心部に位置し秋田駅のすぐ近くにある名刹です。今回、工事をご依頼いただいたことは弊社にとり大変光栄なことと感謝申しあげます。これから7月半ばの完成に向け精一杯努めさせていただきます。

2月20日(金) 

向拝柱加工風景。(奥の二本が妙頓寺様に使ったケヤキの柱です)
 今回は、宮城県村田町の妙頓寺様に使用した向拝柱の加工風景を紹介いたします。
写真奥に見える二本が今回新しく交換したケヤキの柱です。10年以上乾燥した太い丸太からとったもので、太さは約1尺角です。ホゾ取りが終わり、面取り仕上げをしているところです。弊社の工場で約2週間かけて手作業で仕上げました。手前の方は岩手県一関市で3月から新築する本堂に使うケヤキの柱を加工しています。