本文へ移動

結界の造作。

2024-01-19
先日は宮城県仙台市青葉区の秀林寺(しゅうりんじ)様へ。

写真は本堂の向拝部分に設置する結界を施工している様子。

「結界」という言葉は浄不浄の線引きをすることを意味します。仏道の修行に障害にならないよう、一定の区域を区切って居住の場所を区切るなど、さまざまな制限を設けたことが始まりといわれています。

今回は対候性及び意匠性に優れるヒバ材にて造作。完成が楽しみです◎

銅板葺き。

2023-12-27
山形県西村山郡河北町の西蔵寺(さいぞうじ)様へ。

写真は本堂位牌堂新築工事の様子。

積雪の中、屋根を銅板葺きにて施工しています。
銅板屋根は、当社特許の「強化ハゼ銅板一文字葺き」を使用。
メンテナンスしながら100年持たせることが出来る屋根材を目指し開発した商品です。

師走の時節、とにかく事故なく工事を進めることが出来るよう注意しつつ進めていきます◎

名栗加工。

2023-12-12
宮城県仙台市青葉区の秀林寺(しゅうりんじ)様へ。

写真は本堂改修工事の様子。

年末の引き渡しに向け、着々と工事が進んでいます。

構造的にあらわしになってしまう筋交いは、漆塗りの上、あえて無垢材に名栗加工を施し意匠性に配慮。

名栗加工の起源は諸説ありますが、そのなかでも山から木材を運搬する際、虫に食われないように皮やシラタ(樹皮に近い部分で腐りやすく、虫がつきやすい)を削った加工から考えられたという説が有力です。あくまで下処理が目的であったなぐり加工ですが、千利休が意匠材として茶室の表舞台に取り入れたことで可能性が広がり、さまざまな柄が考案されるようになりました。現在では住まいのなかに木の趣きをあたえる技術として、その意匠性が重視され用いられています。

ひとつひとつの造形の意味を考える。忙しない日々の中では中々難しい面もありますが、大切にしていきたいですね◎

間もなく。

2023-12-01
山形県河北町の西蔵寺(さいぞうじ)様へ。

写真は本堂新築工事の様子。

蓑甲(みのこ)と呼ばれる屋根の曲線の部分も木下地が出来、いよいよ形が見えてきました。

本堂背面屋根面も銅板葺きが進んでいます。雪がたまりやすい谷の部分は特に念入りに。

いよいよ12月。年内に屋根及び外壁の下地まで施工出来るよう、積雪に注意しながら工事を進めていきます◎

外観が見えてきました。

2023-11-27
宮城県仙台市の秀林寺(しゅうりんじ)様へ。

写真は本堂の外観の様子。

屋根足場が外れ、いよいよ外観が見えてきました。

内部も仕上げ工事へ。木部漆工事及び壁面の漆喰塗工事に取り掛かり、内部も完成形が見えてきています。

工事も大詰め。年内の完成に向け、最後まで気を抜かずに丁寧に進めていきます◎